小学生のための将棋盤と駒の選び方 将棋のメリットを最大限に引き出す!
小学生のうちから将棋を始めると、思考力や想像力が鍛えられるなど、たくさんのメリットがあります。そして、将棋はどこに行くこともなく、自宅で安価に気軽に遊べるというのもうれしい点です。しかし、将棋を長く楽しむためには、駒や将棋盤の選び方も大事になってきます。ここでは、駒や将棋盤の選び方、そして小学生にとっての将棋のメリットをご紹介します。
木でできた将棋の駒を買うと長く色々楽しめる
将棋の駒はいろいろな種類のものが販売されています。特に材質面を見てみると、
マグネット、プラスチック、木など様々です。
この中で特におすすめなのが、なんといっても木でできた駒です。木はやはりぬくもりが感じられますし、刻印された文字も味わいの深いものが多いです。将棋盤に打った時の響きも良いです。プロが対戦するときの駒も木製です。高級感が感じられる木の駒は、小学生の感性にも訴えかける部分が多いでしょう。
そして、将棋で遊ぶのは、何も本将棋だけではありません。回り将棋、挟み将棋、将棋崩しなど、将棋の駒を使う遊びはたくさんあります。もし、将棋の駒がマグネット製だと将棋崩しはとてもやりにくいです。回り将棋の場合には、金を4枚使ってさいころのように振りますが、プラスチック製だと立ちにくく、10や5などの大きな数字が出にくいです。将棋の駒を使った様々な遊びに対応できるようにするためにも、木製の駒がおすすめです。
マグネット製のものは、少々揺れても将棋盤から動きませんので、旅行など電車や自動車内などの振動が多いような場所で対戦したいような場合には使用すると良いでしょう。
将棋盤は折りたためる板状のものを
将棋盤も駒と同様にいろいろな種類が販売されていますが、まずは木製の折りたためるものを購入するのがおすすめです。値段も手ごろです。
プロが使うような箱型で足がついたようなものもあります。確かに打った時の響きや対戦しているときの雰囲気が最高なのですが、価格が高くなるのが欠点です。子供が強くなってきて将棋にのめりこむようになったら、さらに高みを目指すという意味でも検討してみてもいいかもしれません。
将棋のメリット 論理力と想像力が鍛えられ、じっくり思考する力がつく
将棋のメリットはなんといっても、相手の手を読み、戦略を考え、そしてどうすれば王を取れるかということを緻密に計算していく論理力と想像力が鍛えられるという点にあります。
頭の中で駒が動くイメージを描き、論理的に1つずつ戦い方を考えていきます。1局が終わるまで30分以上かかります。その間じっくりと思考するのは、まだ小さい小学生の男の子にとって、学校の勉強では得られない良い体験になります。将棋でじっくり考える癖がつけば、勉強を進めるうえでも役立ちますし、社会人になってからも仕事や好きなことを進めるうえでも活かせるようになります。
お父さんと対戦することで親子のコミュニケーションがとれる
戦隊もの、仮面ライダー、ウルトラマンを見ているのは男の子が多いように、小学生の男の子は戦い好きな子が多いようです。将棋も対戦型ですので、男の子はお父さんと将棋で知力の格闘を楽しむことができます。
将棋のもう1つのメリットとして、親子のコミュニケーションがはかれることが挙げられます。お父さんは息子がどのような思考回路をしているのか、将棋が少し強くなれば頭の使い方が良くなったなとわかります。考え方を教えてあげることもできますし、子供の成長を見守ることもできます。
小学生はスポンジのようなすごい吸収力を持っているので、お父さんといえどもうかうかしているとすぐに負けるようになってしまいます。子供が成長するのは楽しみでもあり、また自分が負けるようになるのは悔しくもあります。親子で一緒に切磋琢磨するのは楽しいものです。
目指せ名人!藤井聡太4段のように小さいころから慣れ親しもう
最近は中学生の藤井聡太4段のように、小さい頃から将棋を始めて若年で頭角を現すようになる人も増えています。スポーツと違って体力の大小は関係ありません。小さい頃から少しずつ楽しむことができ、そして実力もつけやすいです。
早いうちに慣れて親しんでおくと、思考力もつくので非常におすすめです。